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映画12「ストロベリーナイト」 [映画]

映画「ストロベリーナイト」を観る。

 誉田哲也の警察小説を竹内結子主演で映像化し、人気を博したテレビドラマの初の劇場版。左目が縦に切り裂かれた4つの死体が発見され、その犯人と目される謎の男を巡って、警察内部でのトラブルに巻き込まれていく警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子とそのチームの運命を描く。染谷将太が事件の鍵を握るミステリアスな青年を演じる。

 雨の夜、中野東署管内で男の死体が見つかり、警視庁捜査一課・姫川玲子(竹内結子)のもとに、入院中の上司・今泉(高嶋政宏)から連絡が入る。被害者は29歳の小林充(金子ノブアキ)という男性。龍崎組傘下“仁勇会”の下部組織“六龍会”の構成員だった。体中の多数の刺し傷、縦に切り裂かれた左目という犯行方法が、5日前に起きた三鷹の殺人事件、3日前の業平橋の殺人事件と一致。連続殺人事件と見た警察は、姫川班の管轄である中野東署に合同特別捜査本部を設置。三鷹、業平橋との合同捜査となる。姫川班の他、玲子のライバル・日下(遠藤憲一)、組対四課、昇任で異動したはずの井岡(生瀬勝久)など捜査員たちが次々と会議室に集まる。各事件の被害者がすべて広域指定暴力団・龍崎組の構成員だったため、事件は内部抗争の可能性が高いとされた。会議終了後、玲子は偶然“小林充を殺したのは柳井健斗(染谷将太)”という不審なタレコミを受ける。3つの事件は果たして連続殺人事件なのか?玲子の頭を疑問がよぎるが、管理官の橋爪(渡辺いっけい)からは、“捜査線上に柳井健斗の名前が出てきても一切触れるな”という命令が下る。納得できない玲子は、姫川班と井岡を部下の菊田(西島秀俊)に託し、単独捜査を開始。菊田は石倉(宇梶剛志)、葉山(小出恵介)、湯田(丸山隆平)ら姫川班のメンバーとともに玲子の単独行動をサポートする。やがて玲子が辿り着いたのは、柳井健斗の家族を襲った9年前の悲しい事件。数日後、玲子は柳井の知り合いで成稜不動産の営業部長を名乗るマキタ(大沢たかお)という男に出会う。だが、その正体は龍崎組若頭補佐・極清会会長の牧田勲。連続殺人事件の渦中の人物だった。この出会いが玲子の人生を大きく変えてゆくことになる。一方、複雑に絡まった一連の事件は、警察の威信を揺るがし、捜査は思いがけない方向へ……。辿り着いた真実の先に玲子が見たものとは……?

 舞台終わってから見ようとずっ~と見たいのを我慢して見れるのが待ち遠しかった映画。公開前にドラマの再放送と最初の2時間ドラマのスペシャル、そして新たに公開前のSPドラマを楽しんでから見る事にした。今回のSPドラマは各出演者のショートストーリーになっていて、時間軸が映画の後のような以前のような・・・そんなドラマになっていた。

 さて映画はと言うと、連続ドラマと変わらない感じだから普段なら「わざわざ映画にしなくても」という所だと思うが今回は全然そんな事を考えもせず、また1つのストーリーが楽しめる事に心を躍らせた。歴代のメンバーはそれぞれ変わらずメンバー姫川班の結束・バランスが凄くいいが、ライバル的存在のガン鉄と日下さんが、映画では時間経過もあり姫川を認めるかのようなちょっぴり優しさも感じた。日下演じる遠藤憲一さんもめちゃくちゃ素敵で、突っ走る姫川をなんやかんや言いながらも嫌いじゃない感じがすごく素敵!!
そして今回は更に映画キャラの牧田!の存在。牧田と姫川の関係性というか徐々に近づく感じから菊田との関係、菊田と牧田の男通しの炎が見えたりドラマティックだったし、姫川の過去を深くしる事が出来た。色々な謎的な事も見えてきたし・・・なんだか大満足!

 番宣のCMから何となくの予想を立てていたが、そうきたか~!とCMの見せ方、してやられた感もあった。まだまだ続編が出来そうな期待が高まる。

 竹内結子ちゃん演じる姫川玲子が見事にハマり役として定着したドラマでした。戦う女性はカッコイイ!!素敵!!楽しく見れた映画でした。
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映画11「きいろいぞう」 [映画]

映画「きいろいぞう」を観た。

 西加奈子の同名小説を、本作が初共演となる宮崎あおい&向井理を迎えて映画化した夫婦の愛の物語。背中に大きな鳥のタトゥーのある売れない作家と、犬や花の声が聞こえる不思議な力を持つ女性が結婚。九州の片田舎にやってきた2人にやがて起きる出来事が描かれる。監督は『軽蔑』の廣木隆一。
 妻利愛子(つまりあいこ)=“ツマ”(宮崎あおい)は、幼少の頃過ごした入院生活の中で、『きいろいゾウ』という絵本を大切に読み、日々の慰めにしていた。絵本を通じて自由に旅をする空想をするうちに、ツマは木々や動物たちの声が聴こえるようになる。売れない小説家の無辜歩(むこあゆむ)=“ムコ”(向井理)は、過去に捕らわれていた。彼の背中には、大きな鳥のタトゥーが入っている。ある満月の夜、ツマとムコは出会い、すぐに結婚する。日々を慈しみながら穏やかに生活をする二人。しかし二人はそれぞれ秘密を抱えている。ある日、ムコ宛てに差出人名のない手紙が届く。それはムコがぬぐい去ることができない過去に関係しており、二人の関係が揺らぎ始める……。

 先日、脚本演出を手掛ける友人が舞台の前説で主人公の女性はめんどくさい女なのか否かと言っていた。観終わった後友人たちはめんどくさい女!と言っていたが私は、あまりそんな風に人を思った事がなかった。ただそう言う人なんだと思うだけで、その時の主人公にちょっと共感出来る部分もあったから私自身もめんどくさい女なのかも、と少し自覚した事があった。

 そんな私がこの映画を観終わって思った事は“めんどくさい女”と宮崎あおいちゃん演じるツマをそう思った。向井くん演じるムコさんの側視点で見るようになっていき、最後はムコさんで締められるが、なんか強引にまとめた様な感じもする。
 ツマとムコの日常生活から始まり、少しずつ過去など明かされていくスタイル。ツマが会話する木々や動物たちが良く、大杉漣さんはやっぱり素敵だった。

 なんか素朴な感じで、ツマの自由奔放さが可愛いと思いつつ・・・、結婚にかなりのあるイメージを持っている私としては、無理せず自然体で結婚生活送ればいいのかなぁと思わせてくれる映画でした(笑)
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舞台10劇団新感線「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」 [観劇]

劇団新感線「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」を大阪へ観に行く。

 歌舞伎作品などで語り継がれている日本を代表する大泥棒・石川五右衛門を主人公に、座付き作家・中島かずきがオリジナルストーリーを書き、座長・いのうえひでのりが演出し、劇団の看板役者・古田新太が主演した「五右衛門ロック」が2008年に上映された。2010年には「薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive」が上演され劇団の代表作とも言えるのが、この“五右衛門ロックシリーズ”

 劇団☆新感線の作品はドラマ性を重視した“いのうえ歌舞伎”とひたすら笑いに特化した“ネタもの”、そして音楽を中心に据えた“音モノ”、この三本柱でジャンル分けされていますが、“五右衛門シリーズ”が属するのは“音モノ”。3作目の今回もこれまで同様に森雪之丞さんが作詞を担当し、テーマ曲を筆頭にたくさんの楽曲をバンドの生演奏にのせて散りばめられ、歌あり、アクションあり、ベタなギャグありの徹底したエンターテインメイント作品。
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=STORY=
 天下に名だたる大泥棒。石川五右衛門(古田新太)は、ひょんなことから若い女盗賊、猫の目お銀(蒼井優)とともに空海が開いた津雲寺にある黄金目玉像という古い仏像を盗むことになる。津雲寺を預かるのは尼僧の春来尼(髙橋由美子)、新任の京都所司代盗賊目付探偵方である明智心九郎(三浦春馬)との丁々廃止の知恵比べのあと、なんとか黄金目玉像を盗み出した五右衛門だったが、よくよく見るとそれは金メッキの鉄像だった。その頃、秀吉(磨赤兒)は腹心の石田三成(粟根まこと)、前田慶次郎(橋本じゅん)らと朝鮮出兵を見送っていた。秀吉らが去った後、慶次郎の前にボロボロのマントを着た謎の南蛮人シャルル・ド・ボスコーニュ(浦井健治)が現れる。彼はかつて五右衛門がヨーロッパに渡って海賊をやっていた時に知り合った、とある小国の王太子だった。五右衛門に会いたいと言うシャルルを幼馴染の慶次郎が会わせると以前、共に戦ったマローネ(高田聖子)がまさに空海の黄金目玉像を狙って日本に渡ってきている事を聞かされ驚く。当の黄金目玉像はお銀が、堺の豪商・蜂ヶ屋善兵衛(村井國夫)に渡していた。そこにはマローネの姿も。実は仏像の底に空海が唐から持ち帰った大量の黄金のありかが、暗号文で示されていたのだ。善兵衛とマローネが用済みとなったお銀を始末しようとすると、現れたのは心九郎。お銀を助けると黄金目玉像も奪い逃げ去っていく。果たして暗号文が示す黄金のありかとは?五右衛門は見事に謎を解き、お宝をゲットすることができるのか?

 また舞台が日本に戻りつつも、前作のマローネやシャルル・アンヌ(天海祐希)は映像での登場でしたが話が絡んでいたのが良かった。今回は音色が強くいつも以上に歌が多く賑やかだったように感じる。

 春馬くんは見事に舞台スターの風格が現れてきた(笑)最初の「地球ゴージャス」では必死に務めていたいた感じがあり、次に観た「地球ゴージャス“怪盗セブン”」ではすっかり舞台に慣れわくわくしながら演じていた。そして今回の劇団新感線では、活き活きと見事に楽しみながら舞台に立っていた。本当に舞台を好きになってくれたんだなぁと嬉しくなる。ダンスや歌もカッコ良くキャラも面白く魅せていた。蒼井優ちゃんは地味に溶け込んでいた。今までに観た事のないイメージを受けたが楽しんでいたように思う。歌も悪くなかったし、仕草が可愛かった。ベテラン村井さんはやはりいい声で歌も素敵だった。麿さんも渋いながらも、五右衛門の身代わりの場面ではお茶目っぷりを発揮してくれた。橋じゅん、聖子さんを始め劇団メンバーの安定感と、やっぱり見せる所は魅せる古田さんの五右衛門の登場!盛り上がる!!

 五右衛門シリーズでもやっぱり、1作目と前作を気に入っていた分、期待も高かったから気持ちがいまいち・・・すっきりとはしなかった。娯楽としては楽しめるのだが、やっぱり芝居重視の“いのうえ歌舞伎”の方が好みだと改めて感じた。
 次のゲキXシネは「シレンとラギ」との事なのでそちらもとても楽しみになった。

オリックス劇場入口・・・旧大阪厚生年金会館(久しぶりに行って迷いました(笑))そしてキレイになってました。
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ロビーには歴代五右衛門シリーズのポスターが飾られていました。
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