映画33「渇き。」 [映画]
映画「渇き。」を以前に観る。
第3回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた深町秋生の小説を、『告白』の中島哲也監督が映画化した人間ドラマ。ある日突然、失踪した娘の行方を捜す父親の姿を通し、関係が希薄になった現代の家族像を浮き彫りにする。役所広司が娘の行方を追う父親を、その娘をCMなどで注目の若手女優・小松菜奈が演じる。
=STORY=
元刑事の藤島昭和(役所広司)のもとに、ある日別れた妻から、娘の加奈子(小松菜奈)の行方がわからなくなったと連絡が入る。家族を失った原因について顧みずに、理想の家族像を手に入れようと思い描き、なりふり構わず娘の行方を追う藤島。娘の交友関係を洗ううちに、成績優秀で学校の人気者だったはずの加奈子のとんでもない側面が露わになっていく……。
面白い!こちらもエグさはあったものの「私の男」とは対照的な見せつけられる表現のエグさがあった。でもそれがストーリー展開していく中ドキッとさせられ目が離せない。全体のいいアクセントにもなっている。ストーリーも失踪した娘を探す事になった父親役を演じる役所広司さん、やさぐれたハチャメチャな父親で、事件を追っていくうちに自分の知っている娘像と違い翻弄されて行く。本当に役所さんもキャラの幅が広く上手い。周りを固める若手からベテランまで色んな人が出ていて、妻夫木くん演じるクセのある刑事役も中谷美紀ちゃん演じる先生も陰のあるオダギリジョーくん、そして新人小松菜奈ちゃんもインパクトのある加奈子を演じていて良かった。「地獄でなぜ悪い」を彷彿させるような面白い映画でした。
第3回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた深町秋生の小説を、『告白』の中島哲也監督が映画化した人間ドラマ。ある日突然、失踪した娘の行方を捜す父親の姿を通し、関係が希薄になった現代の家族像を浮き彫りにする。役所広司が娘の行方を追う父親を、その娘をCMなどで注目の若手女優・小松菜奈が演じる。
=STORY=
元刑事の藤島昭和(役所広司)のもとに、ある日別れた妻から、娘の加奈子(小松菜奈)の行方がわからなくなったと連絡が入る。家族を失った原因について顧みずに、理想の家族像を手に入れようと思い描き、なりふり構わず娘の行方を追う藤島。娘の交友関係を洗ううちに、成績優秀で学校の人気者だったはずの加奈子のとんでもない側面が露わになっていく……。
面白い!こちらもエグさはあったものの「私の男」とは対照的な見せつけられる表現のエグさがあった。でもそれがストーリー展開していく中ドキッとさせられ目が離せない。全体のいいアクセントにもなっている。ストーリーも失踪した娘を探す事になった父親役を演じる役所広司さん、やさぐれたハチャメチャな父親で、事件を追っていくうちに自分の知っている娘像と違い翻弄されて行く。本当に役所さんもキャラの幅が広く上手い。周りを固める若手からベテランまで色んな人が出ていて、妻夫木くん演じるクセのある刑事役も中谷美紀ちゃん演じる先生も陰のあるオダギリジョーくん、そして新人小松菜奈ちゃんもインパクトのある加奈子を演じていて良かった。「地獄でなぜ悪い」を彷彿させるような面白い映画でした。
自分もこの作品はやっぱり気になって、公開してすぐに観に行きました。
中島監督らしい様々な要素が混在してとにかくテンションが高くて濃くて、それでいてポップで。
役所さんは、「パコ」の時とはまた違って、野性味あふれるキャラクターなんですが、でもなんかちょっとキュートなんですよね。加奈子とは対照的で、こういうまだメディアの露出が少ない若手の人の起用も中島監督の的確なジャッジですね。オダギリジョーくんとか妻夫木くんとか、これもまたはじけた人物を愉しそうに演じてて、バイオレンスも派手なんだけど、絶妙なバランスで細部まで緻密に計算されてますね。
自分はちょっと、期待が上回りすぎてしまって、いい意味での裏切ってくれるんじゃないかと勝手に思っちゃって半分冷めた感じだったんですが、でもこれはやはりすごい作品です。体調悪い時は控えておきたいですね。
by cs (2014-08-10 00:15)
CSさま!
的確なコメントありがとうございます!!
本当に体調いい状態で見ないと衝撃が大きいですよね(^_^;)
でも、中島監督らしい配役、キャラクターの強さ、映像の見せ方などを楽しませてくれる映画でしたね。今度はまたファンタジー要素の強い優しい作品を見て観たいです(笑)
by みっちゃん (2014-08-10 09:19)