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舞台34・35キャラメルボックス「TRUTH」「涙を数える」 [観劇]

キャラメルボックス「TRUTH」「涙を数える」の舞台を観る。

キャラメルボックス史上最強の時代劇「TRUTH」が9年の時を経て遂に復活!
「TRUTH」の登場人物の一人が主人公の新作「涙を数える」と2作品同時上演!

【日程】7月26日(土)~8月17日(日)@サンシャイン劇場
【脚本・演出】成井豊+真柴あずき
【出演】『TRUTH』
    畑中智行/大内厚雄/三浦剛/岡内美喜子/筒井俊作
    実川貴美子/左東広之/小多田直樹/鍛治本大樹/林貴子
    武田浩二(アクションクラブ)
    『涙を数える』
    多田直人/辻本祐樹/池岡亮介
    西川浩幸/岡田達也/坂口理恵/原田樹里

演劇集団キャラメルボックスの代表作『TRUTH』が、7月26日、東京・サンシャイン劇場で開幕した。15年前に初演、9年前に再演され、延べ9万人動員した人気作の3回目の上演。劇団創立から29年の歴史のなかで、もっとも熱狂的に観客に受け入れられた作品である。「キャラメルボックス初の悲劇」と銘打った、この幕末時代劇をひと言で語るなら、「壮絶」である。壮絶な生き様、壮絶なラストシーン。物語だけでなく、実際に繰り広げられる壮絶な戦いの数々。見応えがある、というような表現では収まりきらない。体力的にも、精神的にも、演じる俳優には大きな負担がのしかかる。
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=「TRUTH」STORY=
 慶応4年(1868年)1月、上田藩士・野村弦次郎は、京から2年ぶりに江戸の藩邸に帰って来た。同じ道場に通う仲間たちに、鳥羽伏見の戦いを報告する。そして、もはや幕府の命運は尽きた。我が上田藩も倒幕の為に立ちあがるべきと訴える。ある日、弦次郎と仲間たちは、五味隼助が改造した銃の試し撃ちをするため。浜辺に行く。ところが、その銃が弾詰まりを起こし、弦次郎の耳元で爆発してします。聴力を失った弦次郎に、帰国の命が下される。しかし、弦次郎にはやらなければならない仕事が残っていた・・・。

 「TRUTH」は上川隆也さんが出演していた初演を見ていた。とにかく男たちのカッコ良さが残った舞台という記憶が残っていた。そして、信念の為にそれぞれの思いが交差してすれ違いなどがもどかしい。キャラメルらしく芝居のテンポが良くてどんどん惹き込まれる。弦次郎が聴力を失い、ある事件の真相を親友の婚約者に伝えたくても、仲間へ誤解が重なり阻まれなかなか思いが伝わらない。友情・真実とはを考えさせられたカッコいい舞台でした。やっぱり言葉では言い表せられないから是非生の舞台を体感して欲しいなぁ。
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=「涙を数える」STORY=
 上田藩士である長谷川鏡吾(多田直人)は、8歳で父が公金横領の罪で切腹してからというもの、母とふたり、貧しい暮らしを強いられてきた。幼馴染の舟橋明一郎(辻本)が父(西川浩幸)を斬って逃げたのをきっかけに、目付役の南条(岡田達也)とともに江戸へ向かう。明一郎を探し出し、斬ることができれば出世の道が開けるが、明一郎の妹(原田樹里)は鏡吾を必死に止める――。

 この作品を見たくて東京まで足を運んだ。「TRUTH」の主人公を追い込んだ長谷川鏡吾の若き日のストーリー。父が公金横領の罪を犯した事で貧しい暮らしをしているが、父がそんな事をするはずがなくいつか汚名を晴らすと信じる思い、父への思いが両作品を通じて伝わって来た。こちらにはフレッシュな客演を迎えているが、この二人が凄くいい!キャラメルに馴染んでいるし上手い!幼馴染の舟橋明一郎を演じる辻本くんは正統派で影を帯びる鏡吾と対照的な明るくさわやかな好青年を見せてくれた。鏡吾らの世話役として登場する大佛(おさらぎ)聞多役の池岡くんは、飄々とお茶目な3枚目を演じつつ、締める所はカッコ良く2枚目キャラを見せてくれるストーリーの中のムードメーカー的なホッと一息つける雰囲気を作りだしていた。こちらも友情をしっかりと見せてくれた素敵な作品でした。東京まで観に行ったかいがありました!
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