映画３０「指輪をはめたい」

以前映画を見に行った時に予告編を見て気になって観に行った「指輪をはめたい」。

山田孝之くん演じる主人公輝彦が病院で目覚める所から始まり、指輪を持っていたのだが、誰に渡すのか相手の女性をすっかり忘れている。そこに同じ会社で働く才女の智恵（小西真奈美）・営業先のメルヘン風俗モンデルセン”の人気No.5、巨乳でサバサバとしたグミことめぐみ(真木よう子)・公園で人形劇屋台をしている清楚で家庭的な和歌子(池脇千鶴)が彼女の様に振る舞ってくる。なんとか記憶を取り戻そうと、事故現場であるスケートリンクに通ううちに、いつもいるスケート少女エミ（二階堂ふみ)に相談に乗ってもらうようになる輝彦。手元の婚約指輪は一体誰のためのものだったのか。

　女性それぞれ個性があり、小西真奈美ちゃんの反応で昔の輝彦がどんなキャラだったのかが見えてくるし、真木よう子ちゃんのセクシーな人魚のコスチュームを着て貝の形のベッドに誘ってくるくだりの面白さ、池脇千鶴ちゃんの人形劇の受けが悪く、子供達からのいじめで生傷が絶えなく、だからこそ薬のヘビーユーザーになって輝彦への愛情表現・想いが見えるし、二階堂ふみちゃんのスケートリンクのシーンは幻想的かつ表現が笑えた。

それぞれの個性が良く、前半のコメディな感じと、一体だれなんだ？というストーリー展開に魅力があり惹き込まれた。後半はちょっとブラックになりつつ・・・。
映像的な綺麗さ見せ方とストーリーの面白さがある映画でした。