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映画31「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」 [映画]

映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」を以前に観る。

 松岡圭祐の人気推理小説「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズを綾瀬はるか主演で映画化したミステリー。レオナルド・ダ・ヴィンチが手がけた歴史的な絵画“モナ・リザ”を巡る巨大な陰謀に天才鑑定士の莉子が立ち向かう。日本映画として初めてルーヴル美術館での撮影に挑むなど、日本とフランスを舞台にした壮大なスケールの物語だ。

=STORY=
 フランス・ルーヴル美術館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』が40年ぶりに日本へ来ることになる。『モナ・リザ』の警備強化を託されたルーヴル同美術館アジア圏代理人の朝比奈(村上弘明)は、卓越した鑑定眼を持つ凛田莉子(綾瀬はるか)を学芸員候補として推挙する。莉子は彼女を取材する雑誌編集者・小笠原悠斗(松坂桃李)とともにパリへ向かい、採用テストに臨みこれに合格。もう一人の合格者・流泉寺美沙(初音映莉子)と一緒に研修を受けていたところ、次第に莉子に異変が起き、鑑定眼が狂っていく。原因を探ろうと奔走する小笠原は『モナ・リザ』の瞳の中に仕組まれたある事実を知る。一方その頃、『モナ・リザ』をめぐる巨大な陰謀が動き始めようとしていた……。

 駆け込みで観に行った映画だったが、見て良かったと思った映画!面白い!
綾瀬はるか演じる「凛田莉子」が本当に知識豊富で見事な鑑定眼を持っていて色んな事を見抜く面白さ!こういうキャラ好き!そしてそんな彼女に興味を持つ編集者を演じる松坂桃李くんのコンビがいい。『モナ・リザ』をめぐってパリを舞台に繰り広げられる展開にどんどん惹き込まれて行く。ミステリーありアクションありのバランスの取れた、そして面白く観れた映画でした。
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映画30「マレフィセント」 [映画]

映画「マレフィセント」吹替え版を観る。

 不朽の名作「眠れる森の美女」に登場し、オーロラ姫に永遠の眠りの呪いをかける邪悪な妖精マレフィセント。彼女の視点から物語が描かれ、その知られざるエピソードがつづられるファンタジー。アンジェリーナ・ジョリーがアニメの中から出てきたかのようなマレフィセントに扮し、魅力的な悪役を熱演する。

=STORY=
 ある王国に王女が生まれ、盛大に祝われていた。しかし祝いの席に招かれていなかった妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が現れ、生まれたばかりのオーロラ姫に、16歳の誕生日に永遠の眠りにつくよう呪いをかける。本作ではマレフィセントがこのような邪悪な妖精となった背景が明かされる……。
 これホントすごくいい!素直な感想!やっぱりディズニーは凄い!!そして多くの女性に観てほしい!!「眠れる森の美女」はなんとなく知ってはいるが、魔女が「マレフィセント」って言う名の事とか全然覚えていないので、純粋に見る事が出来た!だから凄く心に染みる!

 何が良いって、ディズニーらしく子供時代から始まり成長しその過程の気持ちもちゃんと表現されているし、映像も最高に美しい!!そしてマレフィセント自身、悪態は付くもののずっと見守り続け愛情を注いでいるのがいいし、オーロラ姫も本当に可愛くて、マレフィセントを精霊の女王として尊敬している関係もすごくいい。
 愛情いっぱいの女性向き映画なので、是非とも多くの女性に観てほしい素晴らしい映画でした!!
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映画27MONSTERZ モンスターズ [映画]

映画「MONSTERZ モンスターズ」を観る。

眼差しひとつで人を操れる特別な力を持った男と、驚異的な回復力と強靭な体を持った男。尋常ならざる力を持った2人の男が出会い、生き残りをかけて戦う様を描いたサスペンス・アクション。藤原竜也と山田孝之という日本映画界きっての若手演技派2人が個性的なキャラクターを演じきる。監督は『リング』シリーズの中田秀夫。

=STORY=
 ある孤独な男(藤原竜也)には、視界に入っている人間を意のままに操る能力があった。その力のため虐待してくる父を殺し、母からは見捨てられていた。必要最低限の金を奪いひっそりと絶望の中生きていた彼は、ある日普段通り力を使おうとしたところ、能力が通じない男がいた。彼は田中終一(山田孝之)という、一見ごく普通の男ではあるが、どれだけ大きな怪我を負っても治る尋常じゃない回復力を持っていた。自分の思うように動かせない終一に対し苛立つ男は、終一に思いを寄せる叶絵(石原さとみ)の父親を死に追いやる。怒る終一と自分の能力を唯一知る終一を抹殺しようとする男は、激しくぶつかり合う……。

 まず設定が面白いと興味を持った。それに藤原君に山田くん見ないわけにはいかない。それに石原さとみちゃんも嫌いじゃない。自分が操れない=異種の人物の脅威というか、人はやはり皆と同じだと安心するのか、違った考え、行動をとるものを良く思わす排除する・・・そんな人間の本質を見つつ、人としての根本、母親への愛情などが絡み合って、映画「脳男」の様なちょっと切なさも感じた。
見ていて、ちょっと表現的に目を背けたくなる感じの映画ではあったが、ちょっと考えさせられる感じでもあった。敵対する中でもお互い意識し合う絆を感じる映画でした。
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28・29 シネマ歌舞伎 [映画]

シネマ歌舞伎 「女殺油地獄」 「天守物語」連続して観た。

「女殺油地獄」
 2009年6月に行なわれた歌舞伎座さよなら公演の1つで、1709年に近松門左衛門が書き下ろした名作「女殺油地獄」をHD高性能カメラで撮影し、デジタル上映する。大阪を舞台に油屋の放蕩息子の孤独と狂気を片岡仁左衛門が演じる。借金に追い詰められた与兵衛が衝動的にお吉を殺す大立廻りが見どころ。

=STORY=
 大阪天満の油屋河内屋の息子・与兵衛(片岡仁左衛門)は、店の有り金を持出しては馴染の芸妓小菊(片岡秀太郎)に入れあげている。金に困った与兵衛は、父・徳兵衛(中村歌六)に金策を断られるや逆上して家族に暴力を振るう。見かねた母・おさわ(片岡秀太郎)が勘当を迫ると自棄を起こして家を飛び出すが、借金の返済が迫り、途方に暮れる。一方、徳兵衛とおさわは同業の豊嶋屋七左衛門(中村梅玉)の女房・お吉(片岡孝太郎)を訪ね、与兵衛を家に帰るよう諭してくれと涙ながらに頼み、銭を預けて帰って行った。このやりとりを物陰で密かに聞いていた与兵衛は、その親心に涙を流し、銭を受け取る。しかし借金額には程遠い為、お吉に借金を申し出るのだが、断固として拒絶されてしまう……。

 タイトルは聞いた事があったが初めて作品を知る事が出来た。そしてラストの大一番と言うか見せ場の油!あれ本当に油なんだと思う。すごくテカってたし、でも歌舞伎だから笑っちゃいないコントの様に見えた(笑)本当に滑りがリアルだし、見事な転びっぷりだった。でも見せ場の決めとかやっぱりカッコいい!

「天守物語」
 泉鏡花の戯曲で、映画やオペラにもなった人気作を坂東玉三郎の演出・主演で歌舞伎として上演。その映像をHD高性能カメラで収め、劇場で上映する<シネマ歌舞伎>の第15作。白鷺城(姫路城)の天守閣に潜む異形の者たちと、人間の恋が幻想的に描かれる。異形の者と恋に落ちる鷹匠に扮するのは市川海老蔵。

=STORY=
 白鷺城の最上階には、異形の者たちが住んでいた。その異界の主・天守夫人の富姫(坂東玉三郎)が侍女たちと語り合っていると、富姫を姉と慕う亀姫(中村勘太郎)が現れ、宴を始める。その夜、藩主播磨守の鷹を逃した罪で切腹しなくてはならなくなった鷹匠の姫川図書之助(市川海老蔵)は、鷹を追って天守閣最上階に向かえば命を救うと言われ、天守の様子をうかがいに来る。富姫は二度と来るなと図書之助を戒める。図書之助は立ち去るが、手燭の灯りを消してしまい、火を乞いに再び最上階へと戻る。富姫は最上階に来た証に、藩主秘蔵の兜を図書之助に与える。しかし、この兜のせいで図書之助は賊と疑われて、追われて最上階へ戻ってくる。いつの間にか図書之助に心奪われていた富姫は、喜んで彼を匿う。しかし、異界の人々の象徴である獅子頭の目を、追っ手に傷つけられる。すると2人は光を失ってしまうが……。

天守物語はグロイという印象!歌舞伎でもそんな作品もあるんだなぁと、「女殺油地獄」でもそうだが、新たな歌舞伎を知った。そしてやっぱり海老蔵くん好きかも!個性的でパワフルな人だしやっぱり魅力があると思う!ついつい気になっちゃうし、姫に惚れる若者役、カッコ良かった。そしてさすがの坂東玉三郎さん!綺麗で妖艶な女性だった!それに亀姫役、中村勘太郎くんの女形も初めて見た。今回はOPで坂東玉三郎さんの解説というかトークがあり、そこからシネマ歌舞伎の上映っていうのも初めてだった。
 両作品をみて歌舞伎も色々とあるのだなぁとつくづく奥が深い伝統芸能を感じる事が出来た。そして月イチ歌舞伎を楽しみにしているご婦人がたの多さもなんだか嬉しかった。
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映画25「青天の霹靂」 [映画]

映画「青天の霹靂」を以前に観る。

 お笑いだけでなく、俳優、作家としてマルチな活躍を見せる劇団ひとりが映画監督に初挑戦したヒューマンコメディ。大泉洋演じる売れないマジシャンがひょんな事から40年前にタイムスリップし、若き日の両親と出会い、自らの出生の秘密を知る。劇団ひとり本人も、主人公の父親の若き日を演じ、大泉とコミカルなやりとりを見せる。

=STORY=
 薄汚れたマジックバーで日々働く39歳の売れないマジシャン轟晴夫(大泉洋)は、幼い頃、母に捨てられ、父とは10年以上絶縁状態が続いていた。そんなある日、晴夫のもとに警察から電話が入り、父の死を知らされる。遺骨を抱え、ホームレス生活だった父の住み家のダンボールハウスに来た晴夫は自らの未来を重ね、「なんで俺、生まれてきたんだろう」と絶望に暮れるのだった……。そこに青天の霹靂――青空に一閃の雷が光り、晴夫を直撃する。気付けば晴夫は、40年前の浅草にタイムスリップしていた。浅草ホールを訪ねた晴夫は、スプーン曲げを披露して一躍人気マジシャンとなっていく。そんな中、同じくマジシャンをやっていた若き日の父・正太郎(劇団ひとり)と、彼のアシスタントである母・花村悦子(柴咲コウ)と出会った晴夫は、ひょんなことから正太郎とコンビを組むことになる。やがて、悦子の妊娠が発覚、晴夫の出生の秘密が次第に明らかになっていく……。
 
 劇団ひとり作・初監督というのと、大泉洋ちゃん主演、柴咲コウちゃん出演となれば、観に行くしかないと予告を見ていた時から思っていた作品。好きなタイムスリップもの話で、ひとりと洋ちゃんの掛け合いも面白いし、コウちゃんも勝気ではあるが素敵な女性を演じているのがいい。風間杜夫さんや笹野さんもいい味がある!何よりラストの洋ちゃんのバラのマジックが本当に素敵!それまでもいくつかマジックが出てくるが、すべて吹き替えなしと聞いて本当に感心する。番宣で二人が出ている番組を見てたりして、そこでも二人の掛け合いが面白い。ラストも悪くなく見終える、心温まる作品でした。

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映画24「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」 [映画]

映画「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」を観る。

 『ロボジー』の矢口史靖監督が、三浦しをんのベストセラー小説を映画化した青春コメディ。染谷将太扮するダメダメな都会育ちの青年が、田舎の町での林業研修プログラムに参加した事で、町の人々とのふれあいを通して、一人前の男に成長していく姿がつづられる。伊藤英明が厳しい先輩、長澤まさみがヒロインを演じる。

=STORY=
 チャランポランな性格で毎日お気楽に過ごしていた勇気(染谷将太)は大学受験に失敗。彼女にもフラれ、進路も決まらないという散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙で微笑む美女に釣られ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することを決意。だが、ローカル線を乗り継いで降り立った神去(=かむさり)村は、携帯電話の電波も届かない“超”が付くほどの田舎。鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩のヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場……。耐えきれずに逃げ出そうとしていたところ、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいることが判明。留まる事を決意するが……。休む間もなく訪れる新体験、野趣溢れる田舎暮らし、底なしに魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。果たして、勇気と直紀の恋の行方は?そして、勇気は無事に生きて帰れるのか!?

 ちゃらんぽらんな青年が林業体験をして成長していく過程が見ていて面白い。特に嫌々ながら生活しつつも少しずつ過酷な現場に慣れ、訪ねてくる友人の認識違いに腹を立てる。そんな所も良かったり、林業という業種がどんな仕事なのかも知る事が出来た。
矢口監督ならではの面白さなども交え、染谷くん、伊藤くん、優香、長澤まさみ、光石研さん、マキタスポーツなど役者陣もいい。林業を通し1つの町くらしを楽しむ事が出来た映画でした。
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映画22「オー!ファーザー」 [映画]

映画「オー!ファーザー」を観る。

 伊坂幸太郎の同名小説を岡田将生主演で映画化したコミカルなサスペンス。年齢も性格もバラバラな4人の父親を持つ高校生が事件に巻き込まれ、父親たちが力をあわせて救出に挑む姿が描かれる。佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳という個性的な俳優たちが4人の父親に扮する。監督は本作が初の劇場用作品となる藤井道人

=STORY=
 由紀夫(岡田将生)は、どこにでもいる普通の高校生。父親が4人いること以外は。彼が生まれる前、母親は二股どころか四股交際していた。妊娠した際、相手の男たち4人が“別れるくらいなら!”と一斉に父親として名乗りを上げたため、複雑な家庭環境が出来上がったのだ。その秘密を知るクラスメイトは、多恵子(怱那汐里)ただ1人。父親が4人もいるので、やかましさは他の家の4倍だが、ありがたいと思うことも少なくない。博学多識の悟(佐野史郎)、スポーツ万能の勲(宮川大輔)、女好きの葵(村上淳)、ギャンブラーの鷹(河原雅彦)と、父親たちの性格はバラバラだったが、どの父親も由紀夫に対する愛情は深く、毎日をそれなりに楽しく過ごしていた。だが、ある事件が彼らの運命を大きく変える。発端は、サラリーマン風の男のカバンがすり替えられるのを由紀夫が目撃したことだった。それをきっかけに、何者かに監視され、自宅が荒らされる。さらに、謎めいた出来事が続く。仲の良かった同級生の不登校。街のフィクサーがハマったらしい詐欺。不可解な心中事件。熾烈化する知事選挙……。すべての出来事が繋がっていることに気付いた由紀夫が思い切った行動に出たところ、大変な事態に発展する……。

 伊坂幸太郎さんの作品ということで、やはり「ゴールデンスランバー」が秀逸だったため期待して観に行った。今回映画の情報が、父親が4人いて誘拐されて助けてもらう・・みたいなざっくりな内容しかしらない状態で観た。
でも期待を裏切るくらいしょっぱなから笑わせてくれるし、ちょいちょいいい感じで面白い。
そしてストリーもちゃんとしてて、すっきりと観られる。
出演者の父4人が、本当に個性的で、それぞれのいい持ち味があり、そして奥さんを愛していて、息子を愛しているのがいい。そこに奥さんの描写が明確でないのがいい。ある種、うらやましい女性というかスゴイ女性!
ラストまで楽しく観る事の出来るお薦めの映画でした。
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映画21「シネマ歌舞伎 大江戸りびんぐでっど」 [映画]

映画「シネマ歌舞伎 大江戸りびんぐでっど」

宮藤官九郎が手がけたことで話題となった新作歌舞伎を“シネマ歌舞伎”として上映。音楽を向井秀徳、衣装を伊賀大介、道具幕デザインをしりあがり寿が担当するなど、異色の才能が集結した。江戸時代に現れた“ぞんび”が派遣社員として働くという奇抜なアイデアをはじめ、型破りな演出がこれまでにない歌舞伎を作り上げている。

=STORY=
江戸時代の大江戸。くさや汁を浴びた死人が“ぞんび”として生き返り、人に噛みつき増え続け、江戸の町は大騒ぎとなる。そんな中、くさやの名産地新島出身の半助(市川染五郎)は、くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功。想いを寄せるお葉(中村七之助)と共に、人間の代わりに“ぞんび”を働かせる人材派遣会社「はけんや半助」を起業する。“ぞんび”は文句も言わずに人間の嫌がる仕事を安く請け負い、商売は大繁盛。しかしやがて派遣に仕事を奪われた人間たちが現れ、切っても死なない派遣“ぞんび”VS失業者の争いが始まろうとしていた……。

 クドカンが手掛けた歌舞伎と言う事と出演メンバーがいいのでこれは!と思い観に行った。案の定、予想通りの面白さ!しょっぱなから染五郎くんが着ぐるみを着てるし、ストーリーも歌舞伎ではありえない、ゾンビが出てくるし、歌舞伎役者が歌いダンスをするし、普通の歌舞伎ではないものが観れた。やはりクドカンと歌舞伎のコラボゆえ。でも伝統芸能の新しい道を印した中村勘三郎さんとかやっぱりすごい!

染五郎くん、勘九郎くん、七之助くん、獅童くんから重鎮:橋之介さん、三津五郎さんなど、本当に有名な方々が贅沢に出演して、歌舞伎役者さんたちが、いつもと違った舞台をすごく楽しんでるようにも見えた。話しも面白く舞台美術も見栄えも良いシネマ歌舞伎でした。
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映画18「テルマエ・ロマエⅡ」 [映画]

映画「テルマエ・ロマエⅡ」を観る。

 ヤマザキマリの人気コミックを、阿部寛ら濃い顔の俳優を集めて実写映画化し、大ヒットを記録したコメディの続編。コロッセオにグラディエイターを癒すためのテルマエの建設を命じられた古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、またもや古代ローマと現代の風呂を行き交う不思議な体験をし、ローマ帝国を二分する危機に巻き込まれていく。

=STORY=
 タイムスリップした先である現代日本の風呂文化から着想を得て斬新な浴場建設をし、一躍人気者となった古代ローマ浴場技師ルシウス(阿部寛)に、コロッセオに闘士たち用の浴場を作るよう命令がくだる。頭を悩ませたルシウスは再び現代日本へタイムスリップ。風呂専門雑誌のライターになった真実(上戸彩)ら、ルシウスが平たい顔族と呼ぶ現代日本人と再会する。一方ローマ帝国では平和推進派であるハドリアヌス帝(市村正親)と武力行使派の元老院が対立、緊張が高まっていた……。

 前作も面白く予告見てただけでもやっぱり面白そうと観に行った。その回は声に出して笑うお客が多かったのでこっちまで更に気楽に見る事が出来た。
 作りも手が込んでいるところとそうでないところの差が激しく面白い。タイムスリップして渦に巻き込まれるところなんで特にそう。でもローマのセットの大がかりさは見事だった。役者陣も阿部ちゃんの肉体美は本当に見事!顔の濃さといいローマ人もビックリだと思う。北村一樹くんも、赤いマントが本当にカッコ良く二役が良かった。上戸彩ちゃんもイタリア語?!を流暢にしゃべったり訛りもしゃべったりで変わらずの可愛さといろいろな活躍ぶりに感心する。笹野さんをはじめとする温泉おじさまチームも面白い。

 阿部ちゃん演じるルシウスを通して、ラーメンや餃子の美味しさ(笑)温泉・トイレの良さをまた色々な温泉地の素敵な景色などを感じる事が出来た楽しい作品でした。
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映画16「そこのみにて光輝く」 [映画]

映画「そこのみにて光輝く」を観る。

 41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志が遺した唯一の長編小説を綾野剛、池脇千鶴らの出演で映画化したヒューマンドラマ。佐藤の生まれ育った函館を舞台に、それぞれ事情を抱えた3人の男女が出会った事から起きる出来事が描かれる。監督は『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞に輝くなど、高い評価を得た呉美保。

=STORY=
 ある出来事をきっかけに仕事を辞め、あてもなくただふらふらとしていた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で拓児という青年(菅田将暉)に使い捨てライターをあげたことをきっかけに知り合う。荒っぽいところがあるが人懐っこい拓児は、達夫を家に呼ぶ。拓児の家は、サムライ部落の中でも取り残されたようなかろうじて建っているバラックだった。そこには寝たきりの父親と、父親の世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏はそれぞれの身の上を話すうちに、惹かれあっていく。一家を支えるために辛い仕事もする千夏に、不器用ながら一途に愛を注ぐ達夫。そんな中、ある事件が起こる……。

 愛知県では名古屋と豊橋でしか上映されていないから、映画ファンの口コミで広がってなのか、はたまた綾野剛くん人気なのか分からないが、お客さんが多かった。
 ストーリーはそれぞれ事情を持ちながら不安を抱えつつ生活している様がすごくリアルで、人の生活をのぞき見しているような感じ。それでも主軸3人のキャラが立っていて、また心情の表現がすごく良かった。特に綾野くんと千鶴ちゃんがお互いに惹かれあい大切な存在と感じ、孤独から解放されていくと共に、混沌としていた表情から少しずつ生命力が満ちた顔つきに変わっていったのにはハッとさせられた。心と身体のバランスが崩れていく様子など見ていて痛いけど本当に気持ちが伝わってくる。その二人を繋ぐ菅田くんも人懐っこい人の良いキャラ。そして髙橋くんも嫌な役を見事にこなしていた。もう少し見ていたいエンディングでもあったが、そう〆たかと納得も。

 久しぶりにリアルなヒューマンドラマ・人間の性を考えさせられ、身体を張った役者魂を見せてもらった単館映画でした。
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