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映画56「そして父になる」 [映画]

映画「そして父になる」

6年間愛情を注ぎ、育ててきたわが子が、もし他人の子だったら? 突然、過酷な現実にさらされた2組の夫婦の姿を映し出すヒューマンドラマ。『誰も知らない』の是枝裕和監督が、福山雅治を主演に迎えた深遠なドラマは、第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるや、審査員賞に輝いた。

=STORY=
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。取り違えられた先の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。

 本当は、先行上映中に特別映像が付いた上映を見たかったが、時間もなく、普通に見る事となる。
ストーリーが本当に考えさせられる内容で、手塩にかけた子供が自分の子じゃなかったら・・・現代ではありえないと思うが、どう思ってしまうんだろう・・・自分自身まだ子供がいないがあまり考えたくない。でも、一緒にいる時間ってやっぱり大事で、それが本当だと思う。

映画を見ながら兄夫婦の事を考えてしまった。兄は仕事であまり家にいない様で、育児をほとんど奥さんが頑張っている。甥っ子もママにべったりだし。兄が子供好きって感じしないけど、どうなんだろうと。でも甥っ子はそんな兄でも「パパ」って感じで休みでいる時は喜んでかまってモードになり、兄もまんざらでもなく接していた。それをみて父性が出てきたというか芽生えてきているのかと以前思った事がある。
子育てって「子供も親を育ててくれる」と聞くし、今回の映画もまさにそれを見せてもらった。そして家族それぞれ育て方というか環境というもので子供の育ち方、考え方など形成されて行くのだと。

今回出演の2家族、4名の役者さん皆それぞれプライベートでも仲の良いメンバーぽくていい雰囲気だったように感じるし、キャラも皆良かった。

映画でのエンディングの先が気になるが、結論を見せず、問いかけを残す・・・これでいいと思える考えさせられる映画でした。
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