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舞台51「真田十勇士」 [観劇]

舞台「真田十勇士」を観た。

 関ヶ原の合戦に始まり、幾度となく徳川家康を窮地に追い込みながらも、大阪夏の陣で討ち死にした豊臣方の武将・真田幸村。負けると分かっていても歯をくいしばり戦いへと突き進んでいくその姿は、いつの時代も共感を呼び、現代に至るまで多くの人を魅了しています。勇猛果敢でありながらも柔和で辛抱強く、物静かな人物であったと言われる武将“真田幸村”と、幸村の人柄に惹かれ仕えた家臣・十勇士たち。そして、時代を読み新しい世の中を作ることを志し、幸村の最大の敵であり一番の理解者であった徳川家康。「真田十勇士」と言えば、猿飛佐助や霧隠才蔵を中心とした物語が連想されがちですが、この度の舞台化では「真田幸村」と「徳川家康」の知力を尽くした長き戦いを中心に、十人の勇士の生き様を骨太な人間ドラマとして描きます。

 主演の真田幸村を演じるのはシリアスからコミカルまで硬軟演じ分け、数多くの作品に出演している上川隆也。忠義に厚く、それでいて人情溢れる幸村そのものの雰囲気を持つ上川が、どのように演じ、十勇士たちを従えていくのか期待が高まります。

 そして、幸村の最大の敵であり理解者でもあったという徳川家康を、映画、ドラマ、舞台と時代劇作品を語る上で欠かすことのできない名優・里見浩太朗が演じます。
さらに、十勇士には猿飛佐助に柳下 大、霧隠才蔵に葛山信吾、由利鎌之助に松田賢二、真田大助に渡部 秀、本作の為に書き下ろされたオリジナルキャラクター・ハナこと花風に倉科カナ、家康の腹心・服部半蔵に山口馬木也、豊臣秀頼に相馬圭祐、秀頼の母であり幸村と十勇士たちの運命を握る・淀の方には賀来千香子と個性豊かな演技派俳優が結集。これまで小説・ドラマ・映画・舞台と様々な形で世に送られてきた「真田十勇士」の決定版が、この豪華俳優陣によって誕生いたします。
 中島みゆきへ本作の楽曲提供を依頼。常に歯を食いしばって前に突き進むような力強い作品世界を持つ中島みゆきの楽曲は、「真田十勇士」と非常に近い世界観を持つことから本人が快諾。中島みゆきにとってはこれが時代劇舞台へ初の楽曲提供となります(最新アルバム『常夜灯』収録曲)。“悠然と月はそこにいる そこにいて月は輝く”というまるで幸村が十勇士を従えている様子を物語っているような歌詞は、作品の輪郭を表しているのかもしれません。

=STORY=
時は、徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年。

 駿府に近い森では、はぐれ忍びの猿飛佐助(柳下 大)と由利鎌之助(松田賢二)が、徳川家康(里見浩太朗)の首を取ろうと待ち構えていた。すると霧隠才蔵(葛山信吾)、根津甚八(粟根まこと)、穴山小介(玉置玲央)、筧十蔵(三津谷亮)、三好清海(小林正寛)、三好伊佐(佐藤銀平)、さらに彼らの首領・真田幸村(上川隆也)が現れ、森に潜んでいた徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す。
そこへ服部半蔵(山口馬木也)を伴って現れたのは家康。じつは家康は、かねてから幸村を味方につけようと画策しており、幸村はそのために家康に会いに来たのだった……。
一方、大坂城では、豊臣秀頼(相馬圭祐)と淀の方(賀来千香子)が、大野修理亮治長(小須田康人)・治房(俊藤光利)兄弟とともに、幸村の到着を待ちわびていた。やがて望月六郎(植本潤)を伴った幸村の息子・真田大助(渡部秀)が参上。続いて幸村が現れると一同は安堵するが、まだ実績のない幸村が提案した出陣案は、却下されてしまう。
その頃、大勢の人で賑わう大坂城下では、幸村を追って大坂へ来た佐助と鎌之助が、飯処で働く若い娘ハナ(倉科カナ)をめぐって、青海と伊佐と小競り合いを起こしていた。そこへやって来た幸村に、鎌之助と佐助は家来にしてくれと頼み込む。こうして、幸村のもとに揃った真田十勇士。しかし、佐助が事件を起こし……。
<記事抜粋>

 今回ちょっとしたチケットの手配違いが家族間であった。先行予約で申し込んでお金も渡してあったにも関わらず、勘違いして支払い忘れていた為、キャンセル扱いとなり、別途購入して2階から観る事になった。それでも全体的に見渡す事が出来て悪くなかった。
舞台は少し角度があり、魅せる殺陣も多く、それぞれのキャラが引き立って良かった。上川さん演じる幸村も若者の威勢の良さから仲間を思う棟梁のような貫録と懐の深さを見せてくれる成長振りも見えて素敵だった。脇を固める葛山信吾くん、山口馬木也くん松田賢二くんなどみんな渋くてカッコ良かった。そして柳下大くんと倉科カナちゃんは若さあふれる元気さ、役柄でも一生懸命な感じで良かった。里見さん・賀来さんの大御所二人ももちろん良く特にアーテンコールでの二人手を取り合う姿が印象的でした。また里見さんと上川さんの殺陣では、「さすが里見さん!時代劇の人!」って感じで頑張ってました(笑)

 最後の見せ場ではみんながそれぞれカッコ良くラストをかざり、舞台中央に大きな月が現れ、中島みゆきさんの曲が流れてさらに感動的だった。最初は主題歌って?と思っていたが納得した(笑)
 ラストが印象的で、また名古屋千秋楽だった為、カーテンコールに何度も応えてくれて最後には挨拶もしてくれた素敵ないい舞台でした。
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