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映画35「くちづけ」 [映画]

映画「くちづけ」を観る。

 物語の舞台は、知的障害者たちの自立支援のためのグループホーム〈ひまわり荘〉。そこにはカラダは大人、精神は子供のままの人たちが生活しています。
いっぽんは、知的障害者である娘マコを連れて〈ひまわり荘〉に身を寄せます。そこの住人たちもマコも、天使のように無邪気で陽気。あまりに自由で、一般的には常識とされていることから大いにはみ出して、時には珍事件を巻き起こすことも。
人はみんな違っていて当たり前。できないことや弱い部分は誰にだってあるし、その代わり、いいところだって必ずある。ひとりひとりの「個性」を、広い心と笑顔で受け入れる。でも、悪いことをしたらガツンと怒ることも忘れない。そんな、懐の大きくてあたたかいユートピアが〈ひまわり荘〉なのです。
〈ひまわり荘〉は夢のような場所。世界中が〈ひまわり荘〉のようだったら…。でも、現実は厳しく、やがてユートピアに終わりが訪れます。そして、いっぽんにはさらなる厳しい運命がふりかかります。その時、いっぽんが選んだ道は……。

 ストーリーに興味を持ち、当時、急遽セレソンDXの名古屋公演の舞台を観に行った。そして感動した事を覚えている。それが映画となって登場し、終りがけの駆け込み鑑賞となる。
 記憶力の弱い私はなんとなくしか覚えていず、新たな気持ちで観る事が出来た。セレソン色の笑って泣けるストーリーで、ホント笑えるというか微笑ましい部分があればある程切なくなってやられた。
ずいぶん前の曖昧な記憶で、う~やん演じる宅間さんと、ともちゃん演じる田畑智子さんは同じ役柄だったとしか記憶がなく、貫地谷しほりちゃん演じるマコちゃんは加藤貴子さんが演じていた事だけは覚えている。

 今回何より魅了されたのは、父親演じる竹中直人さん!いつも個性的で笑えるキャラだったりするが、今回は真面目で重要な役どころでもあり、竹中さんのカッコ良さを垣間見る事が出来、本当に素敵でカッコ良かった。また周りを取り囲むキャストみんなもそれぞれいいが、田畑智子ちゃんもやっぱり好き。前向きで優しいしっかりした妹役が素敵だった。そして最近朝ドラなどで活躍中の橋本愛ちゃんも彼女らしいさっぱりとした、キツイ感じにとられるがそれでも優しさを持ち合わせた高校生役が輝いていた。

 舞台でも映画でもそうだが、実話をもとにしての作品だけに、色々と考えさせられた。本当にたくさんの人に観て・・見届けて欲しい作品でした。
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また、最近セレソンの戯曲「ぴえろ」を「間違えられた男」としてTVドラマで放映していて、それも良かったので舞台の映像でもあれば見て見たいと思った。セレソンDXの解散が残念でならないが、宅間さんのこれからも期待したい。
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