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映画45「ふしぎな岬の物語」 [映画]

映画「ふしぎな岬の物語」を観る。

 吉永小百合が自ら企画&主演を務め、『津軽百年食堂』の森沢明夫の小説を映画化したヒューマンドラマ。岬の先にあるカフェの女主人と、そこに集う人々が織り成すドラマがつづられる。女主人のおいを阿部寛、店の常連客を笑福亭鶴瓶が演じるなど、個性あふれる顔ぶれが物語を彩る。監督は『八日目の蝉』の成島出。

=STORY=
 海の向こうに富士山を望むのどかな里。花畑や学校、病院、教会が点在する中、岬の突端に里の住人たちが集う“岬カフェ”がある。漁師や農家、医師、牧師、警官……皆のお目当ては、店主の柏木悦子(吉永小百合)がいれる一杯のコーヒー。それを飲むと、皆の心は軽く元気になるのだった。そんな悦子のコーヒーは、何でも屋を営む甥の浩司(阿部寛)と共に毎朝汲んでくる小島の岩清水で作っている。45歳の浩司は、思い込みが激しくたびたび問題を起こすこともあるが、カフェの隣の掘っ立て小屋に住み、悦子を献身的に見守ってきた。ある日、“岬カフェ”の常連客で漁師の徳さんの娘・竜崎みどり(竹内結子)が数年ぶりに里に帰ってくる。だがずっと音信不通だった彼女は何かに傷ついているような様子。一方、30年来の常連客、不動産屋のタニさん(笑福亭鶴瓶)は悦子と浩司のいちばんの理解者だったが、ある事情でこの地を離れることが決まっていた……。

 舞台稽古の合間をぬって以前に舞台挨拶を観に行った。その際に来場したのは監督と吉永さゆりさん、竹内結子ちゃん。お客は年配の方が多くサユリストと呼ばれる方々なのかな。舞台挨拶をされるさゆりさんは、TVで見るような、まんまのしゃべり方で上品で「あっ生のさゆりさんだ・・」と感心してしまった。そして竹内結子ちゃん!やっぱり可愛い!そしてしっかりしてる!挨拶ではユニークさも交えた出演者の話しもしてくれたし、場の空気を読める頭のいい人だとつくづく素敵で魅了された。

 映画は阿部ちゃんが中心で進んで行くような存在感で、ちょっと意外なキャラクターだった。鶴瓶さんや笹野さんももちろんいいが、井浦新くんのエピソードも良かった!それをすべて受け止める大きな愛情・温かさ、そして心の内も垣間見れる店主をさゆりさんが控えめだけど、どっしりとした存在感がさすがでした。出演者が豪華でそれぞれが良かったし、みんなこの映画を楽しんでいた感じでした。
 
 こんなカフェがあったら訪れて見たいと思うほっこりとした映画でした。
141018 ふしぎな岬の物語.jpg
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コメント 1

cs

こんにちは。
自分は実は「柘榴坂の仇討」と比べて観ておきたかったんで、最初のお目当ては阿部寛さんだったんですが、井浦新くんのエピソードがほんとによかったです。あのシーンがいちばん好きです。
監督も吉永さんの普段の感じをキャラクターに寄せていくみたいな演出だったようで、素のままに近い彼女の佇まいの凛とした感じがやっぱりさすがでしたね。その上で、あのラストの方の長めのモノローグは圧巻でした。
by cs (2014-11-10 15:41) 

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